こんにちは。
「年をとっても恋をしていいの?」
若い頃は自然に語れた「恋」や「性」の話題も、
年齢を重ねると、なぜか話しづらい空気に包まれてしまうことがありますよね。
でも、本当は「恋する気持ち」や「人とのぬくもりを求める心」は、
いくつになっても生きる力の源です。
高齢者にとっての恋や性は、“若い日の情熱”とは違った、
もっと深くてあたたかな意味を持っています。

恋心は歳をとっても消えない
高齢者の恋は、「老いらくの恋」と軽く言われることがありますが、
その言葉にはどこか古い偏見が残っているようにも感じます。
実際に介護施設や高齢者住宅でも、60代、70代、80代で新しい恋をする人は少なくありません。
たとえば、同じデイサービスで何度も顔を合わせるうちに、
いつの間にか笑顔で声をかけあうようになる──。
そんな小さなきっかけから始まる恋もあります。
人は誰でも、「誰かに見守られたい」「誰かを大切にしたい」という気持ちを
持ち続けているのです。
心が若返る“恋の力”
興味深いことに、恋をしている高齢者は、
表情や言葉づかいがいきいきとしてくる傾向があります。
医学的にも、ドキドキする感情は脳を刺激し、幸せホルモンの分泌を促すと言われています。
恋をすることで「もっと元気でいたい」「きれいでいたい」と思う気持ちがわき、
結果的に心身の健康にもいい影響を与えるのです。
恋はまさに、高齢者にとっての“天然のサプリメント”のようなものですね。
家族や介護者が知っておきたいこと
高齢の親が誰かに好意を持っていると聞くと、
「そんな歳で?」と家族は戸惑ってしまいますよね。
でも、その気持ちを否定すると、本人の生きがいを奪ってしまうことにもなります。
恋をすることは、けっして恥ずかしいことではありません。
それを温かく見守ることが、介護する側にとっても大切な姿勢です。
むしろ恋をしている高齢者ほど、日々に意欲を持ち、
自立した生活を続けやすいというデータもあります。
触れ合うことの大切さ
「性」は生きるチカラとつながっている
「性」というと、どうしても若者のもの、あるいは恥ずかしいものという印象を持つ人が
多いかもしれません。
でも、性欲やスキンシップへの欲求は、 生きている限り自然に存在するものです。
介護が必要な状態になっても、 認知症があっても、
その人の「心」や「感情」まで消えてしまうわけではないんです。
「誰かに触れたい」「温もりを感じたい」 そんな気持ちの延長線にある、
とても人間らしい、ごく普通の感情です。
特に高齢期は、孤独や喪失を感じやすい時期でもあります。
そんななかで、身体的なぬくもりは心を安らげる大切な役割を果たします。
性とは、単なる行為ではなく、
「安心感」や「信頼関係」を育むコミュニケーションでもあるのです。
性と尊厳は切り離せない
年齢を重ねても、「自分には愛される価値がある」と感じられることは、
人生の後半を豊かに生きるために欠かせません。
そのためにも、恋や性をタブー視せず、お互いを尊重し合うことが何よりも大切です。
人は誰でも「人らしく生きたい」「人として扱われたい」と願っていますよね。
つまり、性とは単なる生理的欲求ではなく、尊厳そのものに関わるテーマなのです。
性を「行為」だけで捉えず、「心を通わせる接触」として見直すことが重要です。
恋愛や性の話題は、できるだけオープンに、そして偏見なく受け止めることが大切なんです。
[PR]みんなで支える高齢者の恋と性
同意と安全性を大切にする
高齢者同士が恋愛関係や親しい関係になることは、心身の活力を高める面もあるとされています。
一方で、認知症などにより判断力が低下している場合や、
一方的な好意でトラブルになりそうな場合には、「本当にお互いが望んでいる関係か」を
慎重に確認する必要があります。
家族や介護スタッフは、「同意があるか」「無理をしていないか」「健康面のリスクはないか」
といった点に目を向けながら、必要に応じて関係の調整役になることも求められます。
禁止するのではなく、安全に、納得して関係を築けるようサポートする視点が大切です。
最後に: 年齢を重ねたからこその恋と性
高齢者の恋や性は、タブー視されやすいテーマです。
年齢を重ねると、恋愛感情は自然に消えていく−
そんなふうに思われがちですが、実際はそうではありません。
ときめきたい、誰かと心を通わせたい、一人じゃないと感じたい気持ちは、
年齢に関係なく続くものです。
まるで学生時代の初恋みたいに… と言いたいところですが、
実際はもっと穏やかで、深い安心感に近いものかもしれません。
高齢者の恋と性をやさしく見つめていける社会でありたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
[PR]参考
- 「中高年の終活と恋愛、健康に関する意識調査」PRTIMES
- 「中年期以降の人間関係と性」AARP
- 「65〜85歳を対象にした「恋愛・性と幸せ」について意識調査レポート」ヘルスケアポリシーとイノベーション
- 「老人ホームで恋愛はあるのか?家族が取るべき対応も紹介」笑がおで介護
- 「タブー視される老人の性問題にどう向き合う?高齢者の性的行動について解説」ささえるラボ
- 「高齢者の性と高齢者の性に対する看護師としての対応方法」 (健康科学大学)




コメント