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「老老介護」について考えよう

社会問題とトラブル

こんにちは。

ニュースや新聞でよく目にするようになった「老老介護」という言葉。

これは、65歳以上の高齢者が、同じく高齢の家族を介護している状態のことを指します。

たとえば、80代の夫が認知症の妻を介護していたり、

70代の姉が病気の弟を支えていたりといったケースです。

厚生労働省の調査によると、主な介護者のうち60歳以上が約7割、

70歳以上も3割を超えているそうです。

つまり、いまや「老老介護」は特別なことではなく、

多くの家庭で現実に起きていることなんですね。

どうして老老介護が増えているの?

まず一番大きな理由は「高齢化社会の進行」です。

平均寿命が延びたのはうれしいことですが、その分、介護が必要になる時間も長くなりました。

また、核家族化が進み、子どもは都会に出て親世代が地方で2人暮らし、

という家庭も増えています。

いざ介護が必要になったとき、「身近に支える人」が高齢の配偶者だけ…

という状況が増えているのです。

さらに、介護保険サービスをうまく使いこなせていない人も多く、

「できるだけ自分たちで頑張ろう」と思って無理をしてしまうケースも少なくありません。

老老介護が抱える“見えないリスク”

老老介護の難しさは、介護する側も「体力、気力、健康」に不安を抱えている点です。

「支える側も支えられる側も、どちらも高齢者である」という点にあります。

若い世代ならカバーできることでも、70代や80代になると少しのことが大きな負担になります。

体力が落ちているのはもちろん、どちらも思うように動けなかったり、

気持ちが不安定になりやすかったりします。

さらに、長期間の介護でお互いに疲弊してしまい、介護する人がうつ状態になったり、

介護される側との関係が悪化してしまうことも。

「自分が頑張らなきゃ」という気持ちが強い方ほど、

周囲に助けを求めにくくなってしまうのも特徴です。

こうした状況が続くと、「共倒れ」という危険も出てきます。

だからこそ、老老介護では「頑張りすぎないこと」がとても大事なんです。

介護は、愛情だけで乗り切れるものではありません。

周囲の力や制度を上手に使うことが大切なんです。

「助けを呼ぶ勇気」から、介護は続けられる

介護をしていると、「まだ大丈夫」「迷惑をかけたくない」と思ってしまいがちです。

でも、本当に大切なのは「ひとりで抱え込まないこと」。

デイサービスや訪問介護を利用したり、地域包括支援センターに相談したりすることで、

ぐっと気持ちが楽になる場合があります。

介護サービスを使うのは、「手抜き」ではありません。

むしろ、長く介護を続けるための「作戦」なんです。

週に1度でも数時間でも、自分の時間を持つことで、体も心もリセットできます。

たとえば、デイサービスを利用している間にゆっくりお風呂に入る、買い物をする、

少し昼寝をする。

それだけで、次の日の介護が少し違って感じられることもあります。

「イライラしてしまう自分」を責めないで

介護の現場では、「つい怒鳴ってしまった」「優しくできなかった」と

後悔する声がよく聞かれます。

でも、それは介護を投げ出したい気持ちではなく、

「どうにもならない苦しさ」があふれ出た結果なんです。

体が疲れていると、どうしても心にも余裕がなくなってしまうものです。

大切なのは、その気持ちを押し込めないこと。

信頼できる友人や、地域の介護者サークル、ケアマネジャーに話してみるだけでも、

気持ちが軽くなります。

「話す」ことは、心のデトックス。

ひとりで抱え込まないことが、介護を長く続ける秘訣です。

介護サービスを上手に使うコツ

「サービスを使うのはまだ早い」「お金がかかりそう」とためらう方も多いですが、

介護保険制度にはさまざまな支援があります。

たとえば、デイサービスを利用している間に自分の体を休めたり、

訪問介護で家事の一部を手伝ってもらうだけでも大きな助けになります。

ケアマネジャーに相談すれば、本人の状態や家庭の状況に合ったプランを一緒に考えてくれます。

また、「ショートステイ(短期入所)」という仕組みもあります。

これは、数日から数週間だけ施設で介護を受けられるサービス。

介護者の病気や冠婚葬祭、旅行などの際にも利用でき、心身のリフレッシュにもなります。

ちょっとした「工夫」で介護がグッとラクになる!

介護の現場では、生活環境のちょっとした工夫が思いのほか役立ちます。

例えば、夜トイレに行きやすいように廊下にセンサーライトを設置したり、

台所や風呂場に手すりをつけるだけでも負担が減ります。

また、本人が自分でできることはできるだけ続けてもらうのもコツ。

たとえゆっくりでも「自分でやってみる」気持ちを大切にすると、

介護される側の自尊心も守られます。

「ありがとう」を言い合える関係へ

夫婦やきょうだいで介護をしていると、照れくさくて感謝を言えないこともあります。

でも、「今日もありがとう」「助かったよ」と言葉にするだけで、心がほんのり温かくなります。

たった一言でも、相手の心に優しい灯りをともすことができます。

それが、長い介護生活を支える“見えない力”になるのです。

心のケアを後回しにしないで

介護というのは、体だけでなく心にも大きな負担がかかります。

とくに老老介護では、長年連れ添った家族を支えるがゆえに、

深い愛情と責任感の狭間で揺れる方が多いです。

「もっと優しくしたいのにできない」「疲れたって言えない」

「この生活はいつまで続くんだろう」――

そんな思いを抱えながら、誰にも言えずに我慢している方が少なくありません。

でも、介護する人も、される人と同じように“支えられる存在”であっていいのです

カウンセリングや家族会、地域包括支援センターなど、話を聞いてくれる場所は全国にあります。

心が限界に近づく前に、声をあげていいんです。

「休むことはサボりじゃない」。

それは、介護を長く続けるための大切な準備です。

ゆっくりお茶を飲む時間や、友人と笑う時間をつくるだけでも、

気持ちは不思議と落ち着いていきます。

介護を続けるうちに、「自分の楽しみなんて贅沢だ」と感じてしまう方もいます。

真面目で優しい性格の方ほど、自分を後回しにしてしまう傾向があります。

でも、自分の時間を持つことは、相手のためでもあるんです。

介護を続けるうえでいちばん大切なのは「介護する人が元気でいること」。

支える側が倒れてしまっては、誰も守れません。

だからこそ、「自分をいたわること」も、立派な介護のひとつなんです。

介護うつを防ぐためにできること

もし、最近眠れない・食欲がない・何もやる気が出ない――そんな状態が続いているなら、

それは「介護うつ」のサインかもしれません。

頑張り屋さんほど、限界まで我慢してしまう傾向があります。

そうしたときは、かかりつけ医や地域包括支援センターに相談してみましょう。

場合によっては心療内科の受診も選択肢のひとつです。

恥ずかしいことでも、弱さでもありません。

体の病気と同じように、心もケアが必要なんです。

そして、何より大切なのは「自分を責めないこと」。

できない日があっても、それは怠けではなく“人間らしさ”です。

完璧を目指すより、「今日はこれでよし」と思える心の余白を大切にしてくださいね。

これからの老老介護に必要なこと

これからの日本では、高齢者が高齢者を支える「老老介護」が

ますます増えていくといわれています。

だからこそ、「助け合いながら暮らす」という発想が大切になっていきます。

行政の制度ももちろん重要ですが、地域のつながりや、

人と人との“見守りの温度”も欠かせません。

誰かがそっと声をかけ、支え合う。

そんな地域のあたたかさが、老老介護を少しでも穏やかにしてくれるのだと思います。

最後に

長い年月をともに過ごしたからこそ分かる相手の表情、言葉にならない思いやり――

その中には、深い愛情と尊敬が息づいています。

年を重ねても、お互いを思いやりながら支え合う姿は、本当に尊いものです。

ただ、その尊さの中に「限界まで頑張ってしまう」危うさがあることも、

忘れないでいてほしいと思います。

介護をする人も、される人も、どちらも大切な存在。

だからこそ、「休む勇気」と「助けを求める力」を持っていてほしいのです。

もし今、あなたやご家族が老老介護の真っ只中にいるなら――

どうか一人で抱え込まず、周りに助けを求めてくださいね。

助けを求めることは、弱さではなく“強さ”です。

あなたのがんばりは、ちゃんと誰かが見ています。

誰かの笑顔を守るために、どうかあなた自身の笑顔も守ってくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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こちらの記事もどうぞ

参考

  • 「老老介護、初の6割超え、75歳以上同士の介護も35%超に上昇」読売新聞
  • 「老老介護とは?現状や問題点・予防と対策について」SOMPOケア
  • 「高齢者が高齢者を介護する時代ー厚労省調査」nippon.com
  • 「老老介護」Wikipedia

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