アロマと認知症予防の関係は?気になる効果とおすすめの活用法

認知症ケア

こんにちは。

最近、「アロマで認知症予防ができる」という話を耳にしたことはありませんか?

おしゃれなイメージが強いアロマテラピーですが、

実は医療や介護の現場でも注目されているんです。

香りをかぐだけで心が落ち着いたり、眠りが深くなったり…。

そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?

実はこの“香りのチカラ”、ただの気分転換になるだけではなく、

脳の働きと深く関係していることがわかってきています。

このブログの優しい気持ちをイメージする画像

アロマテラピーとは?

まずは基本から。

「アロマテラピー」とは、植物の花や葉、果皮などから抽出された精油(エッセンシャルオイル)

の香りを使って、心や体のバランスを整える自然療法のこと。

古代エジプトの時代から使われてきた歴史ある療法で、

現在はフランスやイギリスなどの医療現場でも補助的なケアとして取り入れられています。

日本でも最近では、介護施設やデイサービスで「アロマの香り」を使って

リラックスしてもらう取り組みが増えてきました。

アロマのイメージ画像

香りが脳に届く仕組み

私たちの鼻は、思っている以上に脳と密接に関わっています

香りの成分は、鼻の奥にある「嗅神経(きゅうしんけい)」を通って、

脳の「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」という部分に直接伝わります。

この大脳辺縁系は、“感情”や“記憶”を司る場所。

つまり、香りは脳の感情や記憶にダイレクトに働きかけるんです。

たとえば、昔の懐かしい香りをかいだ瞬間に「小さいころを思い出した」なんてこと、

ありますよね?

それは香りが記憶と結びついている証拠なんです。

認知症と香りの関係

認知症の代表的な症状のひとつに「記憶障害」があります。

香りが記憶を呼び起こす働きがあるなら、

もしかして“香りで脳を刺激すること”が予防につながるかも?

――そんな発想から、アロマと認知症の関係が注目され始めました。

実際に、嗅覚の低下が認知症の初期サインとして現れることもあると言われています

だからこそ、香りで脳に働きかけるケアは「脳を活性化させる方法」として

期待されているんです。

脳が活性化しているイメージの画像

注目された研究「昼と夜のアロマ療法」

数年前に話題になったのが、鳥取大学の浦上教授による「昼夜アロマ療法」の研究です。

この研究では、昼と夜で異なる香りを使うことで、嗅覚を刺激しつつ自律神経を整える

という方法がとられました。

昼はローズマリーとレモン、夜はラベンダーとオレンジの香りを使用。

結果、認知機能テストの数値が上がったり、睡眠の質が改善されたという報告もあります。

この実験をきっかけに、アロマと認知症予防の関係に一気に注目が集まりました。

ローズマリーとレモンの効果

昼に使う「ローズマリー」と「レモン」のブレンドは、頭をシャキッとさせる働きがあります。

ローズマリーは“記憶力を高める香り”として古くから知られており、

集中力アップにもぴったり。

レモンは爽やかで気分をリフレッシュしてくれる香りなので、

朝や日中に使うと前向きな気持ちになりやすいんです。

認知症予防だけでなく、介護をしている方の「気分の切り替え」にも効果的ですよ。

ローズマリーとレモンの画像

ラベンダーとオレンジの効果

夜におすすめなのが「ラベンダー」と「オレンジ・スイート」のブレンドです。

ラベンダーは“癒やしの香り”としてとても有名ですよね。

緊張をゆるめたり、眠りを深くしたりと、心身のリラックスを助けてくれる香りです。

一方でオレンジ・スイートは、優しく甘い香りが特徴で、不安をやわらげ、

気持ちを前向きにしてくれる作用があります。

この2つを組み合わせると、「穏やかな眠り」と「安心感」を同時にサポートしてくれるんです。

介護をしている方にも、このブレンドはおすすめ

夜のリラックスタイムに使うと、ストレスがスッとやわらぐのを感じる方も多いですよ。

ラベンダーとオレンジの画像

自宅でできる簡単アロマ活用法

「アロマって難しそう…」と思う方も多いですが、実はとっても簡単です。

特別な道具を使わなくても、手軽に香りを楽しむ方法がいくつかあります。

ティッシュアロマ

一番簡単なのは、ティッシュやコットンに精油を1〜2滴たらす方法。
枕元に置くだけで、ふんわりと香りが広がります。
寝る前のリラックスタイムにぴったりです。

アロマディフューザー

水を入れて精油を数滴垂らすだけで香りが部屋中に広がります。
タイマー付きのものを選ぶと、就寝時にも安心して使えます。

アロマスプレー

スプレーボトルに水と精油を入れてよく振り、寝室やカーテンにシュッと吹きかけます。
日中はレモン&ローズマリー、夜はラベンダー&オレンジ、と使い分けると効果的ですよ。

アロマは「かぐだけ」でも十分に効果が期待できます。

無理をせず、日常生活の中で“好きな香り”を少し取り入れてみることから始めてみましょう。

香りがもたらす心理的な効果

香りは、直接脳に働きかけるだけでなく、心のバランスを整える役割もあります

たとえば、介護をしているとどうしても緊張や不安が続きやすいもの。

そんなときに優しい香りを感じるだけで、呼吸が深くなり、

「ちょっと落ち着いたな」と思えることがありますよね。

それは、香りが自律神経の働きを整えてくれているから。

交感神経(がんばるモード)と副交感神経(休むモード)のバランスをとることで、

心も体もリセットされやすくなるんです。

介護を受ける方だけでなく、支える家族にもプラスになる――

それがアロマテラピーのいいところです。

注意したいポイント

とはいえ、アロマを使うときにはいくつか注意点もあります

まず、精油は植物の成分が凝縮されたものなので、原液を直接肌につけるのはNGです。

使うときは必ず希釈して使うか、香りを“かぐだけ”にとどめましょう。

また、高齢者の中には香りに敏感な方もいます。

香りが強すぎると気分が悪くなってしまうこともあるため、

最初はごく少量から始めるのがおすすめです。

そして、ペットがいるご家庭では、動物に影響が出る場合もあるので注意が必要です。

人間にとって心地よい香りでも、犬や猫には刺激が強いことがあります。

使う場所や時間帯を工夫しながら、「香りを楽しむ時間」を無理なく取り入れていきましょう。

介護現場でのアロマ活用事例

最近では、介護施設やデイサービスでもアロマを取り入れるところが増えています

たとえば、昼間の活動前にローズマリーやレモンの香りを使って、

利用者さんの気持ちをシャキッと切り替える。

そして夕方にはラベンダーやオレンジで穏やかな空間をつくり、落ち着いて過ごしてもらう――

そんな工夫が行われています。

香りを通じて「安心する」「昔を思い出す」といった反応が見られることも多く、

職員さんの間でも「アロマを焚くと利用者さんの表情がやわらぐ」と評判なのだそうです。

また、ハンドトリートメントなどにアロマを使う施設もあります。

香りとスキンシップの両方の効果で、コミュニケーションがより自然に生まれるのも魅力ですね。

昔を思い出しているイメージの画像

家庭での取り入れ方

アロマを介護に取り入れるのは、難しいことではありません。

大切なのは、「本人が好きな香りを選ぶ」こと

いい香りだと感じるだけで、気分が前向きになります。

たとえば、朝の身支度のときにレモンやペパーミントの香りを少し漂わせると、

気持ちよく一日をスタートできます。

夜はラベンダーやオレンジを寝室に香らせて、穏やかな眠りをサポートしましょう。

日々の介護のなかに、ほんの少し「香りの時間」を取り入れるだけで、心の余裕が生まれます。

それは、介護を受ける側だけでなく、支える家族にとっても大きな助けになるはずです。

認知症予防の観点から見た“香りのチカラ”

認知症はまだ完全に予防できる病気ではありませんが、

脳を刺激し、活性化させる生活習慣はとても大切です。

香りは、五感の中でも最も早く脳に届く刺激といわれています

だからこそ、日常の中で無理なく続けられる“香りの習慣”が

脳の健康を支える一歩になるんです。

「気持ちいい」「落ち着く」という感覚を大切にして、ストレスを減らすこともまた、

認知症予防には欠かせません。

アロマテラピーは、そのサポート役としてとても心強い存在なのです。

まとめ:香りで笑顔を増やす時間を

介護の毎日は、どうしても「やること」が多くなりがちですよね。

でも、たとえ1分でもいいから“香りを感じる時間”をつくってみてください。

心が少し軽くなり、「今日もなんとかなるかも」と思えるかもしれません。

香りには、言葉では伝えられない「やさしさ」や「ぬくもり」を届ける力があります。

家族の中で、香りを通じた小さなコミュニケーションが増えたら――

それだけで、暮らしが少しあたたかくなるはずです。

無理をせず、自分たちのペースで。

アロマの香りが、介護の日々を少しでも穏やかに彩ってくれますように..。

いつも応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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参考

  • 「認知症のアロマ療法」健康長寿ネット
  • 「アロマテラピーは認知症を治せるのか?」METI JOURNAL
  • 「認知症とアロマテラピー研究」鳥取大学医学部
  • 「認知症予防にも貢献する?アロマテラピーのパワー」くらしとアロマ

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