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高齢者におすすめの脳トレの種類と選び方・認知症の予防効果もあり!

認知症ケア

こんにちは。

「最近、物忘れが増えてきた気がする…」

「テレビを観ていても内容がすぐ飛んじゃう…」

そんな声を、ご家族や周りの方から耳にしませんか?

でも、実はちょっとした工夫で脳を元気に保つことができるんです。

今回は、楽しく続けられる 高齢者向けの脳トレ について、

種類や選び方のコツをわかりやすく紹介していきます。

このブログの優しい気持ちをイメージする画像

脳トレって、本当に効果があるの?

「脳トレ」と聞くと、難しい計算やクイズを思い浮かべる人も多いかもしれません。

けれど脳トレの目的は、“脳を動かすこと”にあります。

例えば、ちょっとした日常の動作――

スーパーで値段を比べる、料理の手順を考える、思い出話をする。

こうした何気ない行動も、実は立派な脳トレなんです。

脳は「使わないと衰える」と言われますが、

逆に「使えばいくつになっても鍛えられる」臓器でもあります。

実際、脳科学の研究でも、刺激を与え続けることで

神経のつながりが強化されると報告されています。

無理なく続けられることが大事

脳トレで一番大切なのは、無理なく楽しんで続けることです。

嫌々やっても効果は薄く、続けること自体がストレスになってしまいます。

たとえば、計算が苦手な方には「数字の脳トレ」は向きません。

でも、歌が好きな方ならカラオケで歌詞を思い出すことだって立派な脳トレ。

得意なこと・好きなことに“ちょっとした工夫”を加えることで、自然と脳が活性化します。

脳トレを始める前に知っておきたいポイント

脳トレを始める前に、少しだけ意識しておくといいポイントがあります。

① 「できた!」という達成感を感じられるものを選ぶこと。

脳は「成功体験」でドーパミンという快楽物質を出します。

それが次のやる気につながり、継続の原動力になります。

② 無理なく続けられる時間設定にすること。

最初から長時間やる必要はありません。

1日10分でも、毎日少しずつの積み重ねが大切です。

③ 会話や笑顔が生まれる脳トレを選ぶこと。

人と関わることも大きな刺激になります。

「ひとりで黙々とやる」よりも、「一緒に笑える」ものを選ぶのがポイントです。

ここからは、実際におすすめの脳トレを「タイプ別」に紹介していきますね。

どれも特別な道具がいらず、今日からでも始められるものばかりですよ。

脳トレのイメージ画像

認知症と老人性うつ病の違いについてはこちら

ゲーム系の脳トレ

ゲームといっても、テレビゲームではなく「昔ながらの遊び」も立派な脳トレです。

楽しみながら記憶力や判断力を鍛えられるのが特徴です。

・トランプやかるた

ルールを思い出したり、相手の動きを予測したりすることで、脳の前頭葉が活発になります。

特に「神経衰弱」は記憶力アップに効果的です。

・ジグソーパズル

形や色のパターンを見比べる作業が脳を刺激します。

完成した時の達成感もあり、集中力アップにもつながります。

・数独(ナンプレ)やクロスワード

論理的思考や語彙力を鍛えるのにぴったり。

最近は大きな文字で読みやすい高齢者向けの本もたくさん出ています。

ジグソーパズルのイメージ画像

会話・コミュニケーション系の脳トレ

脳は「言葉」を使うときに強く働きます

人と話すこと、笑い合うこと自体が最高の脳トレなんです。

・しりとり

シンプルですが、語彙を思い出す・発音するという動作が脳を活性化します。

「食べ物しりとり」「動物しりとり」など、テーマを決めるとさらに盛り上がります。

・思い出話トーク

昔の話を語ると、記憶を引き出す「海馬」が刺激されます。

「子どもの頃の遊び」「初めて行った旅行」など、テーマを決めて会話するのもおすすめです。

・笑いヨガ

「ヨガ」と言っても難しいポーズはなし。

「ハハハ」「ホホホ」と声に出して笑うだけで、酸素が脳に行き渡り、気分も明るくなります。

笑う、ということのイメージ画像

音楽系の脳トレ

音楽は感情や記憶を呼び覚ます力があります。

歌詞を思い出したり、リズムに合わせて体を動かすことで、脳の幅広い領域を刺激します。

・カラオケや合唱

歌うことで呼吸・発声・記憶が同時に鍛えられます。

懐メロを選ぶと「懐かしい!」という感情が脳を活性化します。

・リズム運動

音楽に合わせて手拍子を打つ、足でリズムをとるなど、簡単な動きも効果的。

脳と体を同時に使うことで、バランス感覚の維持にも役立ちます。

・音当てクイズ

昔のCMソングや自然の音を聞いて「これは何の音?」と当てるゲーム。

聴覚からの刺激は記憶を呼び戻す力が強いんです。

高齢者がカラオケをしているイメージの画像

運動系の脳トレ

体を動かすことも、立派な脳トレです。

特に“動作+考える”を組み合わせると、脳の働きがぐっと上がります。

・ラジオ体操+声出し

体を動かしながらカウントを声に出すと、脳の運動野と聴覚野を同時に刺激できます。

・ステップ運動

「右足から2歩 → 左足で1歩」といったリズム運動は、判断力や集中力の維持に効果的。

転倒予防にもつながります。

・指先体操

指の動きは脳への刺激が大きいことで有名です。

「グー・チョキ・パー体操」や「親指と順番にタッチ」など、テレビを見ながらでもOKです。

ここまで紹介したように、脳トレは「勉強っぽいもの」だけではありません。

大事なのは“続けたくなるもの”を選ぶこと

では、その「選び方のコツ」をお話ししますね。

高齢者が元気に体を動かしているイメージの画像

自分に合った脳トレを選ぶ3つのコツ

「これなら続けられそう」と思える脳トレを見つけるには、ちょっとしたポイントがあります。

① 好きなこと・得意なことを活かす

脳トレは“義務”ではなく“楽しみ”に変えるのがコツ。

たとえば、料理が好きなら「冷蔵庫の中で何が作れるか考える」ことも立派な脳トレです。

裁縫が好きな方なら「型紙を見て形を想像する」「色合わせを考える」など、

頭をたくさん使っています。

② 「ちょっと難しい」くらいがちょうどいい

簡単すぎると飽きてしまい、難しすぎるとストレスになります。

「少し頑張ればできる」レベルを選ぶと、達成感が得られて脳の働きも活発になります。

③ 習慣化できる工夫をする

毎日の生活の中に、自然に組み込むことが大切です。

「朝のテレビの後にしりとりをする」「お茶の時間にパズルを1問だけ」など、

生活リズムの一部にすると続けやすくなります。

グループで楽しむと効果倍増

脳トレはひとりでもできますが、複数人でやると効果がぐんと高まります

人との会話や笑顔が加わることで、脳だけでなく心の健康にも良い影響があるからです。

デイサービスや地域のサロンでは、

脳トレを取り入れたレクリエーションを行っているところも多くあります。

「家では続かないな…」という方は、そうした場所を利用するのもおすすめです。

脳トレを長く続けるための工夫

せっかく始めた脳トレも、三日坊主で終わってしまったらもったいないですよね。

続けるためには、ちょっとした「仕掛け」を作ると良いですよ。

・カレンダーに丸をつける

「今日もやった!」と印をつけるだけで、モチベーションが続きやすくなります。

・家族や友人に報告する

「今日、クロスワード完成したよ!」など、誰かに話すことで達成感が倍になります。

ちょっとした会話のきっかけにもなりますね。

・ごほうびを決める

「1週間続けたらおいしいお菓子を買う」など、小さなご褒美を用意しておくのも◎。

楽しみながら続けられると、脳も心も元気になります。

カレンダーのイメージ画像

認知症の方とうまくいく会話のコツはこちら

最後に

脳トレは、特別な才能や根気が必要なものではありません。

「楽しい」「笑える」「少し考える」――この3つがそろえば、どんな活動も脳トレになります。

年齢を重ねても、脳は刺激を与えればしっかり反応してくれますよ。

毎日のちょっとした工夫が、元気な心と体を保つカギになるんです。

「今日からちょっとやってみようかな」

そんな気持ちが芽生えたら、それがもう第一歩です。

無理せず、楽しく、自分らしく脳を動かして下さいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

こちらの記事もどうぞ

参考

  • 「認知訓練ガイドライン」厚生労働省
  • 「脳トレで認知症予防!高齢者向けレクレーション25選」リハブクラウド
  • 「高齢者向け脳トレ・クイズ40選!認知症予防レクレーション集」介護アンテナ
  • 「楽しくできる脳トレレクレーション・ゲーム16選」トリケア
  • 「高齢者向けおすすめ脳トレ15選・具体的な方法、認知予防の効果についても解説」ココファン
  • 「高齢者向け脳トレ14選!頭の体操におすすめ・簡単なレクレーション紹介」TOPPANライフセンシング

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