こんにちは。
高齢になっても「車はまだまだ大丈夫!」と思っている方、多いですよね。
車はただの移動手段ではなく、自由や自立の象徴のような存在でもあります。
特に地方に住んでいる方にとっては、買い物や病院に行くにも車がないと不便で仕方がない、
という現実があります。
でも、年齢を重ねるとどうしても避けて通れない問題が「運転と安全」です。
特に認知症の診断を受けたり、もの忘れが増えてきたりすると、
「いつ免許を返納すべきか」という大きなテーマが浮かび上がってきます。
今回は、認知症と車の運転の関係、そして免許返納を考えるときの判断ポイントについて、
一緒に整理してみましょう。
身近な生活の延長線上でとらえていけるようにお話ししていきますね。

なぜ「免許返納」が話題になるの?
ここ数年、高齢ドライバーによる事故のニュースを耳にする機会が増えました。
「アクセルとブレーキを踏み間違えた」「逆走してしまった」といった内容です。
どれも本人に悪気はなく、むしろ「今までずっと運転してきたから自信がある」
という気持ちが背景にあります。
認知症が進むと、記憶や判断力が低下していきます。
「信号の色を間違えてしまう」「標識の意味を理解できない」
「自分が今どこにいるのかわからなくなる」といったことが起きやすくなるのです。
こうなると、自分だけでなく周囲の人の命も危険にさらすことになります。
そのため、警察や医師からも「免許返納を検討しましょう」と声がかかることがあるのです。
とはいえ、家族が「危ないから返して」と言っても、すぐに納得してくれるとは限りません。
免許証を返すことは、ただカードを手放すことではなく、
「自由」を手放すように感じてしまう方も多いからです。
もちろん、年齢が上がったからといって即危険というわけではありません。
70代でもしっかり安全に運転している方もいますし、
逆に60代でも反応や注意力が落ちている方もいます。
つまり「何歳だから危ない」ではなく、その人個人の状態をよく見る必要があるんです。
認知症と運転のリスク
認知症の症状は人によって進み方や現れ方が違いますが、共通しているのは、
認知機能が低下していくことで運転にも影響が出やすいということです。
例えばこんな場面はありませんか?
・いつも通っている道で迷子になってしまった
・駐車場でアクセルとブレーキを間違えた
・信号を見落としてしまった
・助手席の家族に「急ブレーキばかり」と注意される
こうした出来事が一度でもあれば、「もしかしたら危ないサインかも」
と考えてみることが大切です。
大事故につながる前に、小さなサインを見逃さないことがポイントです。

免許返納を考える判断ポイント
「そろそろ危ないかも…」と感じた時、どんなサインが免許返納の目安になるのでしょうか。
もちろん「絶対この時に」という線引きは難しいですが、
いくつか参考になるポイントがあります。
1. 運転中のトラブルが増えてきた
例えば信号を見落としたり、一時停止を忘れてしまったり。
以前なら考えられなかったようなミスが増えてきたときは要注意です。
軽い接触事故やヒヤリとする場面が何度かあった場合も、「たまたま」では済まされません。
2. 家族や周囲からの指摘が多い
「ちょっと危ないよ」「運転荒くなった?」と周りが感じているなら、それは大事なサインです。
本人は自覚しにくいものですが、第三者の目はとても正直です。
3. 認知症の診断やもの忘れが目立つ
病院で「軽度認知症」と診断を受けたり、
普段の生活で財布や鍵の置き忘れが増えたりしている場合、運転への影響も無視できません。
判断力や注意力の低下は、交通の場面で致命的になりかねません。
4. 運転を避けるようになっている
「夜は見えにくいから運転しない」「知らない道は怖い」と避ける範囲が広がっている場合も、
実は自分で不安を感じている証拠です。
無理をせず、返納を考えるタイミングかもしれません。
家族が気づきやすい変化
認知症のご本人は「まだ大丈夫」と思っていることが多いです。
そのため、家族が変化に気づいて声をかけてあげることがとても大切です。
例えば、こんな場面はありませんか?
・同じ道を何度も間違える
・駐車が極端に苦手になった
・車に傷やこすった跡が増えている
・「車に乗らないでほしい」と友人や近所の方に言われた
こうした小さな変化は、本人よりも周囲の方が気づきやすいんです。
だからこそ、日常の中で「ちょっとおかしいな」と思ったことは心に留めず、
家族で話し合っていくことが大切です。
ただ、いきなり「危ないから返して!」と言うと反発されることもあります。
免許返納はとてもデリケートな話題。
では、どんなふうに伝えれば納得してもらいやすいのか、
そして返納後の生活をどう支えていけばよいのかについて考えていきましょう。

どう伝えれば納得してもらえる?
免許返納の話を切り出すのは本当に難しいですよね。
相手にとって車は長年の相棒であり、自分の自立を象徴する存在。
「危ないからやめて」とだけ言っても、素直に受け入れてくれることは少ないものです。
そんな時は、こんな工夫が役立ちます。
1. 「守るため」の言葉にする
「危ないから」ではなく「お父さんを守りたい」「事故があったら困るのは家族も一緒」
という言い方をすると、受け止めやすくなります。
2. 医師や警察に協力してもらう
家族だけで伝えると感情的になりがちですが、
第三者の専門家が一言添えるだけで説得力が増します。
医師から「安全のために考えましょう」と言われると、受け入れやすい方も多いです。
3. 代わりの移動手段を提案する
「返納したら不便になる」と思うと抵抗感が強くなります。
そこで「タクシーの割引があるよ」「送迎サービスを利用しよう」
と具体的な代替案を提示すると、安心につながります。
免許返納後の生活をどう支える?
免許を返納すると「もうどこにも行けないのでは」と不安になる方が多いです。
だからこそ、返納後の生活をどう支えるかがとても大切です。
・地域のバスや電車を活用する
・自治体の高齢者向け移動サービスを調べてみる
・家族が送迎を分担する
・タクシーの割引制度を利用する
こうした工夫を組み合わせれば、「移動できない」という不便さをかなり減らすことができます。

まとめ:免許返納はゴールではなく新しいスタート
認知症と車の運転の問題は、とてもデリケートで避けたくなるテーマかもしれません。
でも「事故を防ぐ」という意味だけでなく、
「これからの暮らしを安心して続ける」ための大切な選択でもあります。
免許返納は終わりではなく、新しい生活のスタート。
家族みんなで知恵を出し合い、サポートしながら
「安全に、そして安心して暮らせる毎日」を一緒に作っていけたらいいですね。
「まだ大丈夫かな?」と感じている方も、
この記事が少しでも考えるきっかけになれば嬉しいです。
いつも応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考
- 「高齢者免許返納促進事業活用の手引き」国土交通省
- 「認知症と自動車運転」認知症の人と家族の会
- 「くらし解説「どうなる?高齢者の運転免許」」厚生労働省
- 「認知症のおそれがあると判定された方へ(運転免許返納と相談窓口)」警察庁
- 「認知症の方が運転する危険性と免許返納の説得方法を解説」旧車王マガジン
 
  
  
  
  




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