こんにちは。
介護を始めると、思った以上にやることが多くて、気づいたら時間に追われている…
なんてこと、ありませんか?
今回は、介護の現場で活躍するプロの方々が実際にやっている「失敗しない段取り術」を、
できるだけわかりやすく、実践しやすい形でまとめました。
初めて介護に関わる方も、少し経験がある方も、きっと役に立つヒントが見つかるはずです。

段取りの基本は「1日の流れ」を見える化すること
まず大事なのは、毎日の介護スケジュールをしっかり見える化することです。
紙に書くのも、スマホのアプリに入力するのもOK。
大切なのは「何をいつやるか」を頭の中だけで抱え込まないことです。
プロによると、1日のスケジュールを整理する際には、次の3つを意識するとスムーズになります。
1. 朝・昼・晩の生活リズムを把握すること
2. 「やらなきゃいけないこと」と「やってあげられること」を区別すること
3. 優先順位をつけて、時間帯ごとにタスクを分けること
例えば、朝は着替えや朝食、薬の管理、体調チェックがメイン。
昼は掃除や洗濯、買い物などの家事系。
夜は夕食と入浴、寝る準備といった具合です。
こうして「見える化」しておくと、何から手をつけるべきかがはっきりします。

介護は「準備8割、作業2割」が鉄則
介護のプロが口を揃えて言うのが、「準備が大事」ということです。
例えば、入浴介助をするときにタオルや着替えを前もって用意しておくと、
作業中に焦らずにすみます。
準備不足で「アレどこだっけ?」となると、本人も不安になり、介護者も疲れてしまいます。
ちょっとしたことですが、前もって必要なものを揃えておくことで、
作業効率はぐっと上がります。
具体的な例を挙げると…
・服やタオル、シャンプーなど入浴セットを前日に用意する
・食事の前に必要な器具や食材をテーブルに並べておく
・薬の管理は一週間分をまとめて用意しておく
こうした「先回り」の準備が、介護のストレスをぐっと減らすポイントです。
介護のプロは「外出準備は8割段取り、2割は当日の動き」と言います。
家を出る前にほとんど勝負は決まっているんですね。
小さな段取りを積み重ねる「ブロック化作戦」
プロはよく「ブロック化」という言葉を使います。
これは、1日のタスクを小さなまとまり(ブロック)に分ける方法です。
例えば、「朝の準備」というブロックには、
起床→着替え→朝食→薬→体調チェックをまとめます。
「家事」というブロックには、
洗濯→掃除→買い物→料理をまとめる、といった感じです。
ブロックごとに考えると、やることが多くても気持ちが落ち着きます。
ひとつのブロックが終わったら「一区切り」と考えられるので、達成感も得やすいです。
また、時間配分もつけやすくなります。
例えば、朝のブロックは7:00~9:00、家事ブロックは9:30~12:00、といった具合です。
細かく時間を決めすぎる必要はありません。
「だいたいこのくらい」という目安でOKです。

介護は「予備時間」を作るのがコツ
介護の現場でよくあるのが、「予定通りに進まない」ことです。
体調の変化や急なトラブルで、スケジュールが崩れるのは当たり前。
だから、予定には必ず余裕を持たせましょう。
例えば、移動に15分かかる予定なら、20分見ておく。
入浴に30分見ているなら、40分確保する。
こうしておくと、少し遅れても焦らず対応できます。
プロは、「予備時間を意識するだけで、気持ちの余裕が全然違う」と言います。
焦って手を抜くより、余裕をもって丁寧に行う方が、本人も安心できます。
ここまでが、介護プロ直伝の「段取り術」の基本です。
次は、さらに具体的な便利ツールやコツ、実際の失敗談から学ぶテクニックをご紹介します。
便利ツールを使って段取りをサポート
段取りをスムーズにするために、
最近はスマホアプリや便利グッズを上手に使うプロが増えています。
無理に高価なものを揃える必要はなく、ちょっとした工夫で毎日の介護がぐっと楽になります。
例えば、スケジュール管理アプリを使うと、
「今日は入浴の日」「薬を飲む時間」といった予定を簡単にリマインドしてくれます。
紙のカレンダーでもOKですが、スマホなら家族と共有できるので、
協力しやすくなるのもメリットです。
また、買い物リストアプリや買い置き管理アプリを使うと、
冷蔵庫の中身をチェックしながら、必要な食材をすぐにメモできます。
これだけでも「買い物に行ったのに足りなかった!」というストレスが減ります。
介護用の便利グッズも段取りを助けてくれます。
服を選びやすくするハンガーラックや、薬の一週間分をセットできるピルケースなどは、
準備時間を短縮してくれる優れものです。

家族と協力して「分担の見える化」
介護は一人で抱え込むと疲れてしまいます。
そこで大事なのが「家族との協力」です。
ポイントは、分担を明確にして見える化することです。
例えば、家事は誰が担当するか、入浴介助は誰がサポートするか、
外出や買い物の付き添いは誰が担当するか。
紙やホワイトボードに書き出して共有すると、
「あれ、今日何やるんだっけ?」という混乱が減ります。
さらに、家族全員が段取りに参加することで、介護者の負担も軽くなります。
小さな協力でも積み重なると大きな助けになります。
「私は掃除担当」「私は買い物担当」と役割を決めておくだけで、安心感が生まれます。
コミュニケーションでトラブルを未然に防ぐ
段取り術には、コミュニケーションも欠かせません。
本人や家族とこまめに話すことで、「あれをやってほしい」
「今日は調子が悪いからちょっと遅らせたい」といった情報を早めにキャッチできます。
特に、介護される方の意向や体調は日々変わります。
朝の「今日の調子どう?」という一言や、夜の「明日は何か予定ある?」という声かけだけでも、
スムーズに段取りを組む助けになります。

小さな失敗も「次へのヒント」に変える
段取りを完璧にこなすことは難しいです。
プロも失敗はあります。
大切なのは、失敗したら次にどう改善するかを考えることです。
例えば、「薬の準備が遅れて朝食が遅くなった」場合、
「前日の夜に薬を準備する」「朝食前に飲む薬をセットする」というように工夫します。
小さな失敗も経験として積み重ねることで、よりよい段取りが身についていきます。
ここまでで、便利ツールの活用と家族協力のポイントを紹介しました。
最後のパートでは、実際のプロが現場で実践している応用テクニックや、
さらに失敗しないためのコツを深掘りします。
プロが実践する「段取りの応用テクニック」
介護のプロは、毎日の段取りをただルーティン化するだけでなく、
ちょっとした工夫でさらに効率を上げています。
例えば、作業の順番を「楽なことから先にやる」「同じ場所でまとめてやる」
といった小さな工夫です。
入浴介助なら、まず衣服を脱ぐサポートをしてからタオルや洗面道具を準備し、
体調チェックを間に挟む、といった流れです。
家事も、掃除をまとめてやるより、
1部屋ずつ終わらせる方が「一区切り感」があって心理的に楽です。
また、プロは「まとめ置き」「セット作業」を多用します。
洗濯物は朝にまとめて回し、料理は一度に2〜3食分作って冷蔵保存する。
こうすることで、その日の負担がぐっと減ります。

介護の段取りを続けるためのコツ
どんなにいい段取りも、続けなければ意味がありません。
ここで大事なのは、「完璧を目指さないこと」と「小さな達成感を積み重ねること」です。
例えば、予定通りに終わらなくても「今日はここまでできた」と自分を認める。
ちょっとずつ改善していくことで、無理なく段取りを継続できます。
また、家族や介護される方と「今日の進み具合」を共有するのもおすすめです。
小さな達成や工夫を褒め合うことで、やる気も続きます。
今日からできる簡単な段取りチェックリスト
最後に、今日からすぐ使える簡単なチェックリストを紹介します。
紙に書いて貼るだけでも、段取りの精度がぐっと上がります。
① 今日の予定を確認する(入浴、食事、薬、体調チェックなど)
② 必要な物を前もって用意する(服、タオル、薬、食材)
③ 家族や関わる人と分担を確認する
④ 小さなブロックごとに作業する
⑤ 予備時間を確保する
⑥ 完璧を目指さず、達成できたことを振り返る
このチェックリストを意識するだけでも、毎日の介護が格段にスムーズになります。
まとめ
今回は、介護のプロが実践している「失敗しない段取り術」を、基本から応用までまとめました。
調べて面白かったのが、いろんな介護職の方が同じことを言っていた点です。
それは「段取りは時間の貯金」という考えです。
少し早めに準備をしておくことで、
突然の出来事(トイレ介助や体調不良など)が起きても慌てず対応できる。
まるで「時間を前もってためておく」ような感覚で動くのがコツだそうです。
それともうひとつ大事なのが「心の段取り」です。
介護は予定通りにいかないことが本当に多いですよね。
「今日は絶対これをやろう!」と思っても、
突発的なトイレ介助や急な来客で流れが変わることもあります。
そんなときに大切なのが、「心の余裕を持っておくこと」。
介護は予定通りにいかないことが多いからこそ、段取りが力を発揮します。
バタバタして失敗が増えると気持ちも疲れてしまいますが、
先にちょっとだけ工夫をしておくだけで、毎日の過ごし方が本当に変わります。
この記事を読んでくださっているあなたも、
今日からできる「小さな段取り」をぜひ取り入れてみてくださいね。
「あ、ラクになった」と感じたら、その工夫はもうあなたの最強の味方です。
介護の道のりは長いからこそ、無理なく続けられる工夫が大切。
失敗しない段取り術で、安心と余裕のある毎日を過ごして下さいね。
いつも応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考
- 「訪問介護のスケジュール管理、みんなどうしてる?」テレッサmobile
- 「入浴介助マニュアル、手順や注意点、時間短縮のコツ」キラケア
- 「家庭でも役立つ!身体介護(食事・入浴・移動)のポイントまとめ」東園ケアサービス
 
  
  
  
  




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