会社には迷惑かけたくない…でも親も放っておけない。30代、40代が直面する仕事と介護のリアルな一日とは?

介護とライフスタイル

こんにちは。

「会社には迷惑かけたくない…でも親も放っておけない」――

これはまさに現代の私たちの切実な気持ちですよね。

特に30代や40代は、仕事の責任が増し、自分の家庭でも子育てがあったりして、

一番大変な年代でもあります。

そんな中、介護問題が急に自分ゴトとしてやってくる。

でも、どうしても両立が難しくて困ってしまっている。

今まさにそんな悩みの中にいる方々、

そしてこれから自分にもやってくるかもしれない

そんな介護という課題に日々不安を抱えている方へ、

今日はリアルな「仕事と介護の両立の一日」についてお話ししたいと思います。

このブログの優しい気持ちをイメージする画像

30代・40代が直面する「介護」と「仕事」の狭間

親の介護が必要になっても、いきなり仕事を辞めるのはほとんどの人が「できない」と思います。

実際、介護離職はしたくないけれど、仕事も手を抜けない。

介護も中途半端にはしたくない。

そんなジレンマを抱えている人はとても多いんです。

仕事ではフルタイム勤務、中には残業や出張もあります。

介護が必要な親は、認知症や身体の不自由さが少しずつ進行し、目が離せない状況に。

本人が元気な頃とは違い、待ったなしの介護も増えていく。

しかも、介護には終わりが見えないケースも多く、

気持ち的にも体力的にも追い詰められてしまうことも少なくありません。

リアルな一日の例:ある30代・介護と仕事を抱える女性の場合

朝5時半に目覚まし。

まだ暗い中、介護が必要な父のために薬の準備や朝食の支度をします。

7時には父を起こして、着替えやトイレのサポートも手早く行います。

父が落ち着いたところで自分の準備。

8時前には家を出て、電車で通勤。

仕事中は、会議や資料作りでフル回転。

昼休みにはスマホで介護サービスの連絡を確認したり、

ケアマネジャーさんからの連絡に対応したりします。

会社には「親の介護をしている」とは話しているけど、

仕事の手は抜けないから他の社員と同じように動いています。

定時に仕事を終え、まっすぐ実家へ。

施設の手続きや医療機関に行くこともあれば、家で一緒にテレビを見たり散歩をしたり。

親の様子を観察しながら介護記録もスマホに入力。

晩御飯の準備もしなくちゃいけないので、慌ただしく動き回る毎日。

深夜は疲れがドッと出ることもあります。

仕事と介護を両立して頑張っている女性の画像

だからこそ、「自分の時間」は意識的に確保しなければ心が持たない。

そんな風に、仕事も介護も手を抜けないけど、やっぱり自分も大事にしたい。

そんな気持ちを強く持っている方は多いでしょう。

健康も人間関係も大切にしたいけど…難しいからこそ工夫が必要

このリアルな一日を見ると、「会社には迷惑かけたくない」という思いと

「親を放っておけない」という気持ちの間で揺れ動く心がわかると思います。

働きながら介護もする「ワーキングケアラー」が増えている中、

いかに心と体の健康を守るかが最大の課題です。

私たちが心配になるのは、介護のために仕事を辞めたくないけど、

体調や精神面が壊れてしまうこと。

介護は長期戦になることも多いので、途中で自分がダウンしてしまったら元も子もないですよね。

だからこそ、無理をしない工夫がどうしても必要なのです。

「全部自分が抱え込まない」ことが一番のポイントです。

仕事と介護の両立を乗り切るための具体策とは?

そんな中でもどうやって無理なく両立し、心と体を守るかに焦点をあててみましょう。

①「全部自分でやらない」を心に刻む

介護はどうしても「自分がやらなきゃ」と思いがちですが、一人で背負い込むのは危険です。

地域の介護サービスやヘルパーさん、デイサービスなど、

利用できるものは積極的に使いましょう。

ケアマネジャーに相談して、負担を少しずつ分散するのが大事です。

② 会社の支援制度を活用する

近年、企業もワーキングケアラー向けの制度を導入しつつあります。

介護休暇や短時間勤務、テレワーク制度などがあれば積極的に使って、

自分の負担を軽減してください。

迷いや罪悪感があっても、これらの制度は「あなたの働き続ける権利」を支えるためのものです。

③周囲の理解を得るコミュニケーション

職場や家族には、できる範囲で状況を共有しておくことがトラブルを防ぎます。

介護のことで急な休みが必要になることもあるため、

あらかじめ相談して理解を得ておくと気持ちもラクになります。

職場で介護についての理解を得ることの大切さのイメージ画像

心の持ち方・自分を大切にするコツ

仕事と介護の両立は精神的にも負担が大きいもの。

そんな中で、自分の心を守るためのヒントをお伝えします。

 ⚫︎完璧を目指さない

  失敗やうまくいかない日があっても大丈夫。全部を完璧にこなすのは無理です。

 ⚫︎感謝と労いの気持ちを自分に

  「よく頑張ってるね」と自分で自分を認めてあげる時間をつくりましょう。

 ⚫︎小さな楽しみを用意する

  毎日の中にホッとできる時間や趣味の時間を作ることで気持ちがリセットできます。

 ⚫︎気持ちを吐き出す場所を持つ

  家族や友人、カウンセラーなど、話せる相手に気持ちを打ち明けることも大切です。

「迷惑かけたくない」気持ちとの付き合い方

「会社に迷惑かけたくない」という気持ちは本当にわかります。

でも、それが強すぎると自分が潰れてしまいます。

周囲もあなたの人間らしさや人生の状況を理解してくれることが多いもの。

必要な時は甘えたり頼ることが、長い目で見て結果的に周りとも良い関係を築くコツです。

介護と仕事の両立はまさに「マラソン」のようなもの。

急ぐと息切れするので、ペース配分が何よりも大切です。

これからもゆっくり自分のペースで歩んでいきましょう。

仕事と介護のバランスをとることの大切さを伝えるイメージ画像

実際に介護と仕事を両立している人の体験談

実際に両立に挑みながらどう乗り越えているのか、リアルな声をお届けします。

ケース1:40代男性/会社員と認知症の母の介護

「母が認知症になってから、仕事後の帰宅時間が一番緊張します。

何かトラブルが起きていないか心配で。

でも、介護サービスの方に日中お願いしているので、仕事中は集中するようにしています。

会社には状況を伝え、たまに時短勤務も利用しながら、無理せず歩んでいます。」

ケース2:30代女性/介護と小さい子育てのダブルママ

「育児も介護もあって、正直パンクしそうな時もあります。

それでも、職場の時短勤務制度や在宅勤務をしっかり使い分けて、家族とも協力。

『迷惑かけたくない』と思いがちだけど、周りに助けてもらうことで乗り切れています。」

おすすめのサポートサービスと利用のヒント

 ・地域包括支援センター:地域で介護の相談ができる窓口。困ったらまず相談すると安心です。

 ・デイサービス:親が日中過ごす場所を確保し、自分の仕事時間を確保できます。

 ・訪問介護(ヘルパー):家での介護をサポート。身体介助や掃除・買い物の支援も。

 ・介護休暇・短時間勤務制度:会社の規定を確認し、申請の負担を減らすために

               事前に人事と話すのがおすすめ。

 ・オンライン相談やコミュニティ:同じ境遇の人との情報交換で孤独感軽減に役立ちます。

仕事と介護を両立させている人々とのコミュニティーを持つことの大切さをイメージする画像

まとめ:大切なのは「あなたのペース」を大事にすること

仕事も介護も「完璧にやらなければ」と思うとしんどくなります。

むしろ、できる範囲で工夫しながら、

「あなたのペース」を大事に歩むことが何よりも長続きのコツです。

会社に迷惑をかけたくないという思いも大切ですが、あなたの健康や心の安定があってこそ、

仕事も介護もできるということを忘れないでくださいね。

この記事が少しでも、仕事と介護で頑張るあなたの気持ちの支えやヒントになれば嬉しいです。

いつも応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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参考・出典

  • 「介護と仕事の両立支援ツール」厚生労働省
  • 「ビジネスケアラーとして語る、今だからこそ話せる介護体験談」よりそいコンシェル
  • 「ビジネスケアラーにおすすめ介護の本をご紹介、遠距離介護のポイント」マイナース
  • 「仕事と介護の両立モデル事例集」愛知県




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