こんにちは。
在宅介護は、愛情があるからこそ続けられる一方で、心と体に大きな負担がかかります。
ほんの少しの手助けがあるだけで、
「ああ、助かった…」と深く安堵する瞬間があるのではないでしょうか。
今回は、在宅介護を少しでもラクにするために、本当に役立つ介護グッズを10点ご紹介します。
それぞれのアイテムについて、実際の使用シーンや選び方、
介護者・被介護者両方の立場からの視点で丁寧に深掘りしていきます。

介護ベッド
介護ベッドは、在宅介護の基本となるアイテムの一つです。
電動で背もたれや足元の高さを調整できるものが主流で、起き上がりや立ち上がりを
補助する機能がついています。
介護者にとっては、ベッドの高さを調整できることで、腰への負担を大きく軽減できます。
また、褥瘡(じょくそう/床ずれ)予防のマットレスと組み合わせると、寝たきりの方の
皮膚トラブルも防げます。
注意点としては、設置スペースの確保と、電源の位置。
借りる場合は介護保険を活用して、必要な機能を相談するといいでしょう。
車いす
移動が難しくなった方の自由を支えるのが車いすです。
自走式・介助式・電動タイプと種類があり、
使う人の身体状況や生活環境によって選び方が変わります。
在宅で使う場合、家の中の段差や扉幅も考慮が必要です。
軽量タイプやコンパクト設計のものは、部屋間の移動もしやすくおすすめです。
介護者の負担も少なくなり、外出の機会も広がるため、心のリフレッシュにもつながります。
試乗できる場合は、実際に触れてから選ぶのが理想です。
歩行器・シルバーカー
歩行が不安定になってきた方には、歩行器やシルバーカーが心強い味方になります。
どちらもバランスをとるための支えになりますが、用途が少し異なります。
歩行器は、屋内での使用に向いたタイプが多く、体をしっかり支える構造。
シルバーカーは、外出時に使用する買い物カート兼用型が多く、荷物を載せることもできます。
共通して言えるのは、転倒予防と自立支援の両立ができること。
使い始めはぎこちなくても、慣れることで行動範囲がぐっと広がります。
[PR]ポータブルトイレ
夜間の排泄や、トイレまでの移動が難しい方にとって、
ポータブルトイレは安心の支えになります。
ベッドサイドに設置できるため、移動距離を最小限にでき、転倒のリスクも軽減されます。
最近は消臭機能や防汚加工が進化しており、見た目も家具のようなタイプも登場しています。
使用者の抵抗感を減らすためにも、
「あえて生活感を隠せるデザイン」を選ぶのも一つの工夫です。
掃除のしやすさ、設置スペース、座面の高さ調整など、
選ぶ際は介護する側・される側の両方の声を聞いておくことが大切です。
呼び出しベル・ナースコール
離れた部屋にいても、すぐに呼んでもらえる。
それが、呼び出しベルやナースコールの大きなメリットです。
シンプルなワイヤレスチャイムタイプから、押すだけで光や音が鳴るタイプ、
さらにはスマホに通知が届くIoT機能付きのものまで、幅広く選べます。
「困ったときにすぐ助けが来る」この安心感は、被介護者の自立心を支えますし、
介護者にとっても目を離す時間に心のゆとりが生まれます。
シャワーチェアと浴槽手すり
入浴時の事故は在宅介護で最も怖いもののひとつです。
そこで、シャワーチェアと浴槽手すりの組み合わせが大きな助けになります。
シャワーチェアは滑りにくく、座ったままでも安全に身体が洗えるよう設計されています。
高さ調整ができるものも多く、膝や腰への負担が少なくなります。
浴槽手すりは、浴槽の縁に取り付けて出入りをサポートする道具。
握りやすさと取り付けの安定性がポイントです。
入浴の自立を支えるだけでなく、介護者の腰痛予防にもなります。
[PR]滑り止めマット
お風呂や玄関、キッチンなど、
水気の多い場所での転倒防止に欠かせないのが滑り止めマットです。
転倒は、介護生活における大きな事故の原因となります。
たった一度の転倒が寝たきりのきっかけになることもあるため、未然に防ぐ意識が重要です。
滑り止めマットは、吸着式やゴム製など素材もさまざま。
使用場所に合わせて最適なタイプを選ぶと、日々の暮らしがぐっと安心に近づきます。
リーチャー(取っ手付きつかみ棒)・ロング靴べら
「床のものを拾う」「遠くの棚のものを取る」——こうした動作が難しい方にとって、
リーチャーやロング靴べらは生活の自由度を上げる道具です。
特に、関節や腰の痛みがある方、術後の回復期にある方には大きな助けになります。
滑り止め付き、折りたたみ式などの種類があり、収納や持ち運びにも便利です。
介護者にとっても、「ちょっと取って」と頼まれる頻度が減るため、
精神的な負担の軽減にもつながります。
お薬カレンダー・自動薬管理機
在宅介護では、薬の管理も重要な課題です。
「飲み忘れ」「重複服用」のリスクは、日常生活の中で見落としがち。
お薬カレンダーは、朝・昼・夜ごとに袋を分けてセットできるもの。
目で見て確認できるため、介護者も安心です。
さらに進化した自動薬管理機(ピルディスペンサー)は、
設定した時間になると自動で薬を出してくれる優れもの。
音声や光での通知機能もあり、高齢者の服薬管理をしっかりサポートします。
[PR]歩行杖(ステッキ)
歩行の不安定さを感じ始めた方にとって、
歩行杖は身体的な支えとともに、心の安心感をもたらします。
折りたたみ式や高さ調整可能なタイプ、4点支持の安定型など、多種多様な製品があります。
握りやすさやデザイン性も最近は進化しており、
「使いたくなる杖」を選ぶことができるようになっています。
外出の際に杖を持つことで転倒のリスクが減り、活動的な生活の継続に大きく貢献してくれます。
最後に
今回ご紹介した10の介護グッズは、どれも介護の現場で「本当に使える」ものばかりです。
在宅介護は、きれいごとだけでは続けられません。
だからこそ道具やサービスの力を借りて無理なく、笑顔で、続けられることがとても大切です。
どれか一つでも「これ、使ってみようかな」と思えるものが見つかれば嬉しいです。
あなたの介護生活が、少しでも軽く、やさしい時間になりますように。
応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
[PR]参考
- テクノエイド協会「福祉用具情報システム(TAIS)」
- 厚生労働省「介護保険制度における福祉用具貸与の基準」
- 雑誌『日経ヘルスケア』「介護の現場で役立つアイテム最新事情」特集号
- 介護保険最新情報




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