何歳から高齢者施設へ入居してもらう?子供が考えるべき親の介護

介護のお悩み

こんにちは。

「親をいつから施設にお願いしたらいいんだろう?」って考えたことありませんか?

元気で過ごしているうちは、まだまだ先の話かな..と思っていても、

ある日ふとした瞬間に、

「そろそろ考えないといけないのかな」と感じることが出てきます。

実際、子供側もはっきりとした基準があるわけではないので悩みがちなんですよね。

そこで今回は、「何歳くらいから施設を考えるべき?」というテーマについて、

みなさんが迷ってしまうポイントや、現実的にチェックしておきたいサインを、

一緒に整理していきたいと思います。

このブログの優しい気持ちをイメージする画像

年齢という数字だけでは決められない

まず大前提として、「○歳になったから施設に入らなきゃいけない」という決まりはありません。

よく「うちの親も80歳だからそろそろ…」なんて話を耳にしますが、

80歳でも元気に一人暮らしを楽しんでいる方も多いですし、

逆に70代でも一人生活が難しい方もいます。

つまり、施設に入居するかどうかは「年齢」ではなく、

「生活のしやすさ」や「サポートの必要度」で決めるのが現実的なんです。

こんなサインが出てきたら要チェック

「そろそろ施設を考えてもいいかも」と言われるタイミングは、

実は日常の中に隠れていることが多いです。

例えば…

  • 転びやすくなったり、家の中での事故が増えた
  • 食事を抜いたり、偏った内容が続く
  • 服や部屋の掃除が行き届かなくなってきた
  • 薬の管理ができず、飲み忘れ・重複がある
  • 話していても、認知症のサインが見え隠れする

こうした「小さな変化」が重なると、一人での暮らしはだんだん難しくなっていきます。

最初は「ちょっとしたことだし」と流してしまうのですが、

積み重なると大きなリスクになるんです。

認知症気味の高齢者の画像

子供が気づきにくい落とし穴

よくあるのは「うちの親はまだ大丈夫」と思い込んでしまうこと。

離れて暮らしていると、親は元気なところしか見せないので、深刻さに気づきにくいんです。

特に母親は「まだまだできる」「子供に迷惑をかけたくない」と、

自分の力を大きく見せようとする傾向もあります。

だからこそ、久しぶりに帰省したときに「あれ?」と違和感を持ったら、

それはけっこう大事なサイン。

「このまま一人暮らしを続けて本当に大丈夫?」と、

家族みんなで考えるきっかけにしていきたいですね。

施設の種類をざっくり知っておこう

「施設」とひとことで言っても、実はいろんな種類があります。

名前が似ているものもあって分かりにくいですが、ざっくりイメージを持っておくと安心です。

  • 特別養護老人ホーム(特養)
    介護が必要な方が長期的に暮らせる公的施設。費用は比較的安めだけど、人気で順番待ちになることも多いです。
  • 介護付き有料老人ホーム
    食事や介護サービスが整った民間の施設。サポート体制がしっかりしていて、安心感があります。
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
    自立して暮らせるけれど、ちょっとした見守りが欲しい方向け。自由度が高い分、介護が重くなると別の施設を探す必要が出てきます。
  • グループホーム
    認知症の方が少人数で家庭的な雰囲気の中暮らせる場所。大人数が苦手な方に合いやすいです。

「どこが正解か?」は人によって違います。

親の体力や性格、そして家族が望む関わり方によって、選ぶ場所も変わってくるんです。

介護施設のイメージ画像

子供としては迷ってしまう気持ち

「親のため」と思いつつも、いざ施設を検討すると複雑な気持ちもわきます。

「入れてしまったら親を見捨てるみたいで後ろめたい」とか、

「まだ頼るのは早いんじゃないか」とか、子供自身の中で葛藤が出てくるんですよね。

でも実際には、「施設にお願いする=手放す」ではありません。

むしろ、家族だけでは手が回らない部分をプロにお願いして、

子供は子供としての関わりに集中できるようになる。

だからこそ、罪悪感ではなく「これからどう寄り添うか」を考える視点が大切になります。

親を介護施設に入れるべきか迷う女性の画像

親がどう思うかも大事

実は子供よりも「親本人がどう感じているか」を確かめるのが一番大事だったりします。

「まだ自宅で過ごしたい」という気持ちが強いのか、

それとも「人がいた方が安心」と考えているのか…。

年齢や体力に関係なく、親自身の思いを尊重することが、あとで後悔しないためのポイントです。

ただし現実問題としては、親の希望と介護の手間が必ずしも一致しないこともあります。

「家ではもう安全に過ごせない」という状況になってきたら、

子供としても勇気を持って提案しなければいけない時が来ます。

親に施設への提案を勇気を持ってするイメージの画像

実際に入居を考えるときのステップ

では、いざ「施設も選択肢に入れよう」となったとき、どんな流れで動けばいいのでしょうか?

勢いで探そうとすると情報が多すぎて混乱してしまうので、少し整理してみます。

  1. ケアマネジャーに相談してみる
    すでに介護保険サービスを使っている場合はケアマネさんが頼りになります。
    その人の状態や要望に合わせて、合う施設の種類を教えてくれるので、最初の窓口におすすめです。
  2. 候補施設の見学
    パンフレットやサイトだけでは分からない雰囲気があるので、実際に行ってみるのが大事です。
    食事の様子やスタッフの対応、入居者さんの表情を見るだけで印象がかなり変わります。
  3. 費用面の比較
    月額だけでなく、入居一時金やオプションも確認。
    「意外と追加費用がかかる!」というのはよくあるので、ここはチェックを抜かないようにしましょう。
  4. 家族で話し合う
    子供だけで決めてしまうと、後で親から不満が出たり、兄弟間で意見が割れることもあります。
    できる限り家族みんなで話し合って決めることが、あとあとのトラブルを防ぎます。

スムーズに受け入れてもらうための工夫

親にとって「住み慣れた家を離れる」というのはやっぱり大きな出来事です。

だから、できるだけ前向きに受け入れてもらえる工夫をしてあげたいですよね。

  • 親が好きな家具や日用品を持ち込む
  • 孫や家族だけの写真を飾って安心感を作る
  • 入居前に何回か一緒に施設へ足を運ぶ
  • 「お願いする」ではなく「安心して暮らせる場所があるよ」という伝え方をする

こうした小さな工夫だけでも、「ここなら大丈夫かも」と思えるきっかけにつながります。

まとめ:年齢よりも「暮らしの質」

最初のテーマだった「何歳から施設へ?」という答えに戻ると、

やっぱり年齢ではなく「その人が安心して暮らせるかどうか」が一番大事。

元気に過ごせるうちは在宅で、自宅での生活がリスクになってきたら施設も考える。

そんなふうに柔軟に考えるのが現実的です。

そして、子供にとって大切なのは「親を手放す」ことではなく「親を支える形を変える」こと。

施設にお願いする=関係が終わるのではなく、

むしろ家族らしい時間を大切にできる新しいスタートになります。

親の介護について悩むのは当たり前。

だから一人で抱えこまず、少しずつ情報を集めて、家族で話し合いながら進めて下さいね。

その一歩が、親も子供も安心できる未来につながります。

いつも応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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参考

  • 「老人ホームへの入居は何歳から可能?平均年齢や入居するタイミング」ベネッセ介護
  • 「老人ホームの種類と特徴、費用の目安」sbiいきいき少短
  • 「県外にいる親を呼び寄せて老人ホームに預ける」介護ぷらす
  • 「老人ホームを探したい!相談窓口はどこがいい?」LIFULL介護

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