介護保険で借りられるもの・借りられないものリスト

介護グッズ・便利サービス

こんにちは。

今日は「介護保険で借りられるもの・借りられないもの」について、

わかりやすくまとめてみますね。

実際に家族の介護で困ったときに「これって保険で借りられるの?」

「自費で買わないとダメなの?」と迷う方は本当に多いんです。

だからここでは、堅苦しい制度解説ではなく、

できるだけ日常のイメージがわきやすいように書いていきます。

「あ、これも使えるんだ!」とか「意外とダメなんだね…」なんて気づきがあるはずです。

このブログの優しい気持ちをイメージする画像

介護保険で“借りられる”ものって?

まず最初にお伝えしたいのは、介護保険の「福祉用具レンタル」にはちゃんとルールがあること。

要介護度や状態に応じて使えるものが決まっています。

原則として、購入よりもレンタルが優先されるものが多くて、

経済的な負担を減らす役割もあります。

借りられる代表的なアイテムを挙げるとこんな感じです。

 ⚫︎車いす … 外出や家の中の移動に便利。基本的にはレンタル対応。

 ⚫︎特殊ベッド(介護ベッド) … 背もたれや高さを電動で調整できるベッド。

 ⚫︎床ずれ防止マットレス … 寝返りが難しい方に必須のアイテム。

 ⚫︎手すり(据え置き型) … 工事を伴わないタイプはレンタル可。移動や立ち上がりのサポート。

 ⚫︎歩行器・歩行補助つえ … 歩行が不安定な方に。種類も豊富。

 ⚫︎スロープ … 段差や玄関の段に設置できる簡易タイプ。

 ⚫︎移動用リフト … ベッドから車いすへ、安全に移動できる機械。

このあたりは「介護保険のレンタル=定番」といっていいですね。

多くの家庭が利用していて、「借りてよかった!」と感じやすいものばかりです。

介護保険で借りられる物の一つ、車椅子の画像

実際の利用イメージ

例えば、自宅でおばあちゃんを介護しているとしましょう。

ベッドから起き上がるのが大変で、腰が痛くなる…

そんなときに介護用ベッドをレンタルすれば、背もたれを電動で起こすことができて、

介護する人もされる人もラクになります。

「ああ、もっと早く借りればよかった!」とよく言われるアイテムです。

また、車いすも「病院から借りていたけど、自宅で日常的に使うにはやっぱり必要」

となるケースが多いようですね。

短期間であれば病院から貸してもらえる場合もありますが、

長く使うなら介護保険レンタルの方が確実で安心です。


介護保険で“借りられない”ものは?

では逆に「借りられないもの」は何かというと、これが意外と間違えやすいんです。

たとえば、

 ⚫︎ポータブルトイレ(一部は購入対象、レンタルできない)

 ⚫︎入浴用いす(買い切り)

 ⚫︎自宅に固定するタイプの手すり(工事が必要なものは住宅改修扱い)

 ⚫︎食器や箸などの日用介護グッズ

 ⚫︎おむつやパッドなどの消耗品

「日常生活用品に近いものは自費が基本」と覚えるとわかりやすいかもしれません。

つまり“長く使う医療・福祉機器”はレンタル対象

“生活雑貨っぽいもの”は対象外、のようなイメージです。

介護保険では借りられない物の一つ、食器とスプーン、フォークの画像

ちょっとややこしい例

介護業界あるあるなんですが、中には「買えるけど借りられない」

「要介護度次第で借りられない」といったややこしいパターンもあります。

例えば、歩行補助つえ。

これは原則レンタルできますが、

要介護度が軽い人は対象外になるケースがあります。

要するに「全部の人が借りられるわけじゃない」というところが注意点ですね。

「ケアマネさんに相談すると一番早い」と覚えておけば安心です。

借りられるアイテムの細かい使い心地

ここからは、介護保険でレンタルできるアイテムの中でも「実際に借りてみてどうなの?」

という利用体験に近いイメージを紹介しますね。

パンフレットだけじゃ伝わらない部分、

先輩介護者さんからの「なるほど」という声を混ぜていきます。

⚫︎介護ベッド

 背上げ機能はもちろんですが、「高さ調整」が本当に便利。

 介護をする人の腰への負担が全然違います。

 床と同じくらいの高さにすれば布団感覚で寝られるし、逆に高くすればお世話しやすい。

 特に夜中のおむつ交換のときに差が出ます。

⚫︎床ずれ防止マットレス

 これは正直「なくても…」と思っていた方が、

 実際に導入してみると「もっと早く借りればよかった」となることが多いアイテム。

 空気で圧を分散するタイプもあり、寝返りが難しい方には必須に近いですね。

⚫︎車いす

 自走型と介助型があります。

 「自分でも動かせる」タイプを選ぶか、

 「介助する人が押す」タイプを選ぶかで使い勝手が大きく違うので、

 実際に試してからレンタルを決める人も多いです。

 試乗できるレンタル業者さんもあるので要チェック。

⚫︎スロープ

 家の中の段差や玄関の2〜3段の階段で大活躍。「一時的に置くだけで使える」というのが強み。

 工事のような大がかりな手間もお金もかからないのが助かるポイントです。

介護保険で借りられる物の一つ、スロープの画像


“買い取り”と“レンタル”、どう使い分ける?

ここがとても大事な視点です。

介護保険制度では、基本的に「大きな機器や高額になりやすいものはレンタル

比較的安くて日常的に消耗するものは購入」を原則にしています。

だから介護を始めたばかりの家族としては、まずはレンタルから検討するのがおすすめ。

「使ってみないと合うかわからない」ものが多いからです。

もし合わなかったら交換できるのもレンタルの安心ポイントですね。


要介護度による違い

もう一つ注意したいのは、要介護度の違いによって借りられる・借りられないが変わることです。

これは制度上、重度の人ほどレンタルの範囲が広くなる仕組みだからです。

例えば、

 ・要支援の方 → 基本的に「手すり」や「歩行補助具」くらいしか対象にならない

 ・要介護2以上 → ベッドや車いすも利用可能になる

 ・要介護3〜5 → リフトや床ずれ防止具など大型機器も借りやすい

このように「同じ品物でも、借りられるかどうかは本人の介護度による」ので、

一度ケアマネジャーさんに確認するのが鉄則です。


実際によくある疑問Q&A

Q:新品を指定して借りられるの?

 → 基本は中古ですが、清掃や消毒を徹底しているので安心です。新品を希望できるケースも

  ありますが、原則は難しいと思ってください。

Q:借りたものをそのまま買い取れる?

 → 基本は買い取り不可。気に入った場合は新品を購入する必要があります。

Q:まず自費で買ったものを後から保険でカバーできる?

 → これはNG。必ず「ケアマネのケアプランに位置づけてから」利用するのがルールです。

介護保険について、たくさんの疑問のある女性の画像

実際に借りるときの流れ

では、介護保険を使って「借りたい!」と思ったとき、

どんな手順になるかを簡単にまとめてみましょう。

初めてだと手続きが複雑に見えるけれど、流れを知っておけば意外とシンプルです。

ケアマネジャーに相談 

 まずはケアマネさんに「ベッドが必要そう」「車いすも検討したい」と希望を伝えます。

 介護保険サービスはケアプランに位置づけないと利用できないため、ここがスタート地点。

福祉用具専門相談員が訪問

 用具レンタルを取り扱う事業所から専門員さんが来て、部屋の広さや使う人の身体状態を確認。

 サイズや機能を一緒に検討してくれます。

試用・見積もり

 実際に用具を置いてみないと使いやすさがわからないので、使い勝手を試すことがあります。

 見積もりもこの時点で提示してもらえます。

契約・搬入

 気に入ったものを選んだら契約。

 事業所スタッフが家まで配送・設置してくれて、使い方も丁寧に説明してくれます。

自己負担で利用開始

 原則1割〜3割の自己負担でレンタル開始。月ごとのレンタル料が発生します。


レンタルと購入、実際の費用感

値段の目安も気になるところですよね。

もちろん事業所や地域によって違いますが、大まかにはこんな感じです。

 ・介護ベッド … レンタル料 月3,000円〜10,000円前後(自己負担は1割で約300円〜1,000円)

 ・車いす … レンタル料 月2,000円〜5,000円前後(負担は200〜500円くらい)

 ・床ずれ防止マットレス … レンタル料 月2,000円〜4,000円

 ・スロープ … レンタル料 月1,000円〜3,000円程度

一方で、購入対象のものは「購入費の9割を介護保険が支給(上限あり)」という仕組みです。

年間10万円まで購入費がカバーされるので、例えばポータブルトイレが3万円なら

2万7千円が保険から払い戻され、自己負担は3千円で済みます。

つまり、大型で高額なものはレンタル、

小物や日用品は購入(購入補助つき)と使い分けるのがコツなんですね。


借りるときのチェックポイント

 ・ケアマネのケアプランに必ず位置づけられているか確認する

 ・「とりあえず借りてみる」でもOK。合わなければ変更可能

 ・消耗品や日用品は保険外が基本。別制度(自治体の補助)を調べると安心

 ・事業者によって用具の種類やサービスの丁寧さに差があるので比較が大事

 ・レンタル料の自己負担額と、購入補助の仕組みを混同しないよう注意

介護保険で物を借りる時のチェックポイントを画像でイメージしたもの

まとめ:「借りられる/借りられない」リスト

最後に、ここまでの内容をリストで整理しておきますね。

借りられるもの(レンタル)

  • 車いす
  • 特殊介護ベッド
  • 床ずれ防止用具(マットレス等)
  • スロープ(段差解消用)
  • 移動用リフト
  • 歩行器・歩行補助つえ
  • 据え置き型手すり

借りられないもの(購入 or 自費)

  • ポータブルトイレ(購入補助あり)
  • 入浴用いす・すべり止めマット
  • シャワーチェア
  • 浴槽手すり(固定型)
  • 食事用スプーン・自助具
  • おむつ・パッドなど消耗品(日常品扱い)

おわりに

介護保険で借りられるもの、借りられないものは最初は複雑に見えますが、

「大きなものはレンタル、小物は購入」という大きな原則をおさえておけば混乱しにくいです。

さらに、必ずケアマネジャーに相談することで

「今の状態ならこれが対象ですよ」と具体的なアドバイスがもらえます。

介護はどうしても費用がかさみがちですが、制度を正しく使えばずいぶん楽になります。

この記事が「わかりにくい介護保険の道しるべ」となって、

少しでも皆さんの暮らしや介護がスムーズになれば嬉しいです。

いつも応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

忙しい毎日の、介護の負担を少しでも軽くできるように探してみました。

実際に利用された方々の評判もとてもいいようですよ(^^)

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参考・出典

  • 「福祉用具をレンタルするときに知っておきたい基礎知識」介護HOMES
  • 「介護ベッドを使用する際に活用できる補助金制度とは?」ダスキンヘルスレント
  • 「介護保険と福祉用具「レンタル・販売対象項目」」全国福祉用具支援協会
  • 「福祉用具と介護保険制度の解説」健康長寿ネット

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