こんにちは。
介護をしていると、どうしても家の中にこもりがちになってしまいますよね。
外に出るのも一苦労ですし、「自分の時間なんて持てない…」と思う方も多いはず。
でも、そんな中でも意識して持っておきたいのが「つながる場」です。
ここでいう「つながる場」というのは、同じ立場の人と気持ちを共有できたり、
地域の人たちと関われたりする場所のこと。
ボランティア活動や地域のサークル、自治体の集まりなど、形はさまざまです。
「いやいや、介護でいっぱいいっぱいなのに、そんな余裕あるわけないでしょ!」
と感じる方もいるかもしれません。
もちろん無理に参加する必要はありません。
でも、ほんのちょっと顔を出すだけで、気持ちがグッと楽になることがあるんです。

なぜ「つながる場」が大事なの?
介護を続けていると、誰にも言えない思いや愚痴を抱えてしまうことがありますよね。
家族には言いにくい、友人には理解されにくい…。
そんなときに、「同じように介護している人」や「地域で支えてくれる人」がいると、
驚くほど心が軽くなるんです。
例えば、デイサービスの送り迎えで会う他のご家族と、ほんの数分立ち話をするだけでも、
「あ、みんな同じように頑張ってるんだ」と思える。
これってすごく大きな支えになります。
人は、誰かと気持ちを共有できるだけで安心する生き物です。
だからこそ、介護者こそ「つながり」が必要なんですね。
どんな「つながる場」がある?
「つながる場」と聞くと、大げさに聞こえるかもしれません。
でも実際は、身近なところにいくつもあるんですよ。
例えば…
・地域の介護者の集い(市区町村や社会福祉協議会が主催していることが多いです)
・デイサービスや施設での家族会
・近所のボランティアグループ
・公民館で開かれる趣味のサークル
・オンラインの介護者コミュニティ
特に最近はオンラインでのつながりも増えてきて、
外出が難しい人でも参加しやすくなっています。
SNSやZoomを使った「介護者カフェ」などもあるので、試してみる価値はありそうです。

ボランティアや地域活動って、介護とどう関係あるの?
「ボランティア」というと、誰かを助ける活動というイメージが強いかもしれません。
でも実は、ボランティア活動って「自分が元気をもらえる時間」でもあるんです。
例えば、月に1回だけでも地域の清掃活動に参加したり、子ども食堂のお手伝いをしてみたり…。
短い時間でも、人と笑顔を交わせるだけで心がリフレッシュされます。
「介護だけの毎日」から少し抜け出せるんですね。
しかも、地域活動をしていると自然に顔見知りが増えていきます。
「あの人、介護してるんだよね」と分かってもらえることで、
ちょっとした気遣いや助けを受けやすくなることもあります。
つまり、地域と関わることは「いざという時の助け合い」につながるんです。
「つながる場」で得られるメリット
実際に地域活動やボランティアに関わると、どんな良いことがあるのでしょうか?
介護を続ける方にとっては、「自分の気分転換」以上の意味があります。
① 気持ちを吐き出せる
介護をしていると、どうしても不満やストレスがたまりますよね。
でも、家族には言えないこともあります。
「疲れた」「もう嫌だ」という本音を出してしまうと、罪悪感を抱いてしまう人も多いんです。
そんなとき、同じ立場の人たちと話すことで「自分だけじゃない」と思える。
たとえ愚痴をこぼすだけでも、心の重荷が少し軽くなるんです。
② 介護のヒントが見つかる
地域の集まりや家族会では、介護の工夫や役立つアイテムの話が出ることもよくあります。
「このグッズ便利だよ」「こうしたらお風呂が楽になったよ」といった情報は、
ネット検索だけではなかなか得られない貴重な知恵です。
実際に使っている人の声を聞けるからこそ、安心して試すことができます。
「あ、それならうちでもやってみようかな」と思えるのは大きなメリットです。
③ 安心感が得られる
「いざというとき、頼れる人がいる」と思えるだけで心の負担はかなり減ります。
介護は先が見えないからこそ、不安に押しつぶされそうになることも多いもの。
そんなときに「ここに行けば相談できる」と思える場があるのは、本当に心強いんです。

介護者自身の気持ちがどう変わる?
つながりを持つことで、介護者自身の心も少しずつ変わっていきます。
たとえば、最初は「人と会うのもしんどい」と思っていた人が、定期的に顔を出すうちに
「今日はあの人と会えるからちょっと楽しみ」と感じられるようになったり。
ほんの小さなことですが、生活にハリが出るきっかけになります。
また、介護以外の話題で笑える時間を持つことも大切です。
趣味や世間話を交わすだけで、「自分は介護だけの人間じゃない」と思えるんです。
これって自己肯定感を保つ上でもすごく大事なことなんですよ。
オンラインの「つながる場」もおすすめ
外出が難しい人にとっては、オンラインでのつながりが救いになることもあります。
最近では、ZoomやLINEを使った「オンライン介護者カフェ」が全国的に増えています。
オンラインなら移動の負担もないし、家にいながら参加できるのが魅力です。
もちろん顔を出すのが恥ずかしい人は、チャットだけの参加でも大丈夫。
気軽に試せるのがうれしいですね。
さらに、オンラインだと地域を超えた交流もできます。
北海道の人と九州の人が同じ画面で介護の話をしている、なんていうことも普通にあります。
無理なく関わるコツ
「つながりたいけど、参加するのが負担になったらどうしよう」
と心配になる人もいるかもしれません。
そんなときは、自分のペースを大切にしてください。
・まずは見学だけしてみる
・短時間だけ参加してみる
・顔を出さずにオンラインで聞くだけにする
こんな小さな関わり方でも十分なんです。
「ちょっと顔を出してみようかな」くらいの軽い気持ちで始めてみてください。

最後に
介護はとても尊いことですが、同時にとても孤独になりやすいものです。
だからこそ、自分の心を守るために「つながる場」を持つことをおすすめしたいんです。
つながりは、あなたが介護を続けていく力になりますし、
気づけば「あの時つながっていてよかった」と思える日がきっと来ます。
人と関わることは時に勇気がいりますが、
その一歩があなた自身を救うきっかけになるかもしれません。
どうか、「ひとりで頑張りすぎなくてもいいんだ」と思ってください。
そして、身近にある「つながる場」を、少しずつでも探してみてくださいね。
あなたが笑顔でいられることは、介護を受けるご家族にとっても大きな安心になります。
つながりを大切にしながら、無理せず介護を続けていきましょう。
いつも応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考
- 「地域福祉・ボランティア」全国社会福祉協議会
- 「未来をつくるkaigoカフェ」NPO法人
- 「関係機関・民間団体等による介護者サロン事例集」埼玉県
- 「サロン活動実践事例集」茨城県社会福祉協議会
- 「ふれあいサロン・定期訪問」阿蘇市社会福祉協議会
 
  
  
  
  




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