こんにちは。
「障害者手帳を持っている人が、介護保険も利用できるの?」
こんな疑問、よく耳にします。
実は、障害者手帳と介護保険はそれぞれの制度が独立していて、
目的も対象も少しずつ違うんです。
でも、条件がそろえば両方の支援を受けることも可能なんですよ。
今回は、「併用はできるのか?」というポイントを分かりやすく解説しながら、
制度の重なりや注意点を一緒に見ていきましょう。

そもそも障害者手帳と介護保険って何が違うの?
まずは、障害者手帳と介護保険の「基本の考え方」から整理してみましょう。
名前は似ていても、サポートの対象や目的は大きく異なります。
障害者手帳の目的と対象
障害者手帳には3種類あります。
⚫︎身体障害者手帳
⚫︎療育手帳(知的障害の方)
⚫︎精神障害者保健福祉手帳
これらは、障害によって生活に制限がある人に対し、医療費の助成や交通機関の割引、
税金の控除など、日常生活を少しでも暮らしやすくするための制度です。
介護保険の目的と対象
介護保険は、65歳以上の高齢者や、
40歳以上で特定疾病(初老期認知症やパーキンソン病など)を持つ方を対象にした
「介護サービスを受けるための制度」です。
たとえば訪問介護(ヘルパーさん)やデイサービス、福祉用具のレンタルなどが利用できます。
どっちが優先されるの?
障害者手帳と介護保険、両方の対象になりうる人もいますが、
原則として介護保険が優先されるルールがあります。
これは、介護保険が高齢者や特定疾病の方に
手厚いサービスを提供するための仕組みとして整備されているからです。
例えば、65歳以上で身体障害者手帳を持っている場合、
介護保険のサービスを優先して使うことになります。
ただし、障害者手帳に関連する支援(医療費助成や割引など)は引き続き利用できます。
[PR]併用はできるの?
「優先されるのは介護保険」と聞くと、
「障害者手帳の支援はもう使えないの?」と不安になる方もいますよね。
でも安心してください。
障害者手帳の特典(割引や税制優遇)は、介護保険を使いながらでも利用できるんです。
ただし、障害福祉サービス(例えば居宅介護や同行援護など)と介護保険サービスは、
同じ内容のものが重複して支給されない場合があります。
このあたりは、市区町村の窓口やケアマネジャーさんに確認するのが安心です。
わかりにくい「重複チェック」の話
たとえば、障害福祉サービスで「家事援助」を受けていて、
介護保険の訪問介護(生活援助)も受けたい場合、
内容が重なるとどちらか一方だけになるケースがあります。
でも、「障害福祉サービスではできないサポート」や「介護保険の範囲外のこと」なら、
併用できることもあります。
この重複チェックがちょっとややこしくて、「結局どっちが使えるの?」と混乱しやすいんです。
そんなときこそ、ケアマネさんや相談支援専門員に聞いて、
両方の制度のうまい組み合わせ方を考えるのがポイントです。
[PR]具体例で見る、併用のイメージ
ちょっと具体的にイメージしてみましょう。
たとえば…
65歳のAさん:
若い頃の事故で身体障害者手帳(2級)を持っています。
65歳になってから要介護2の認定を受け、介護保険も使えるようになりました。
この場合、基本的な介護サービス(デイサービスや訪問介護など)は介護保険から提供されます。
でも、障害者手帳で受けられる医療費の助成やタクシー券、
税金の控除などは変わらず利用できます。
さらに、介護保険でカバーできない範囲(通院の付き添いや外出支援など)については、
障害福祉サービスを併用して使える場合もあるんです。
うまく使い分けることで、生活の中で受けられるサポートがぐんと増えますよ。
[PR]手続きはどうするの?
併用にはちょっと手続きが必要です。大まかな流れはこちらです。
・まず、介護保険の認定を受けて「要支援」「要介護」などの判定を出してもらいます。
・障害者手帳を持っていることを、ケアマネさんや地域包括支援センターに伝えます。
・介護保険と重複しない部分を確認しながら、障害福祉サービスの申請も検討します。
・重複がないか市町村がチェックし、使えるサービスが決まります。
難しく感じるかもしれませんが、
窓口に相談すれば、手続きの流れや使い分けについて詳しく教えてくれますよ。
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ケアマネと相談支援専門員、それぞれの役割
ここでちょっと大事なお話を。
介護保険を使う場合は「ケアマネジャー(介護支援専門員)」が支援してくれます。
一方、障害福祉サービスを使いたい場合は「相談支援専門員」がついてくれるんですね。
この2人が連携してくれることで、制度をまたいだサポートの調整がスムーズになります。
もし両方の制度を使うことになったら、「情報共有」をお願いするのもひとつの手。
「どんなサービスをどっちで使うか」一緒に考えてくれるから、安心感がぜんぜん違いますよ。
[PR]地域によって支援内容が違うことも
もうひとつ、知っておいてほしいのが地域差。
たとえば、「重度障害者に対する外出支援」や「紙おむつの支給」など、
市区町村の裁量で行われている支援は、地域によって内容や条件が変わることがあります。
え?なんで同じ障害なのに、住んでる場所で差が出るの?って思いますよね…。
でもこれが現実なんです。
だからこそ、お住まいの市役所や福祉課に相談して、
利用できる制度を一緒に確認するのがとっても大事なんです。
「制度はあるのに、知らなかった…」を防ぐために
支援制度って、意外と「誰も教えてくれなかった…」ということが多いんです。
でも、知ってさえいれば、日々の生活がちょっと楽になったり、安心が増えたりします。
併用の落とし穴? 気をつけたいポイント
障害者手帳と介護保険、うまく併用すればとっても心強い制度なんですが…
実はちょっとした“落とし穴”もあるんです。
重複して使えないサービスがある
たとえば「家事支援」や「通院の付き添い」などどちらの制度にも似たような支援がある場合は、
どちらか片方のみになります。
うっかりすると「申請したのに使えない」ということもあるので、
事前にケアマネや相談支援専門員に確認しておくのがおすすめです。
[PR]どこに相談すればいいのか迷いがち
介護保険は地域包括支援センター、障害福祉は福祉課や相談支援事業所が窓口になります。
「どっちに聞けばいいの?」って迷うときは、まず地域包括支援センターへ。
そこから連携してくれることも多いんですよ。
担当者によって対応が変わることも…
ちょっと本音を言うと、自治体や担当者の対応に差があるのも現実です。
「こっちの担当者はやさしかったのに、あの人は説明が足りなかった…」なんて声も。
だからこそ、ご自身でも情報を持っておくことが大切です。
まとめ
⚫︎障害者手帳と介護保険は併用できる
⚫︎ただし、内容が重複する支援は基本的に介護保険が優先される
⚫︎併用するには、制度ごとの窓口や専門職との調整が大切
つまり、「使えるものは全部使いたい!」と思ったとき、
うまく使い分けていく知恵と相談体制がポイントになるんです。
最後に
もしあなたやご家族が、障害者手帳を持っていて、なおかつ介護保険の対象にもなっているなら、
サポートの幅を最大限に広げるチャンスかもしれません。
制度って、難しくて面倒で、読んでるだけで眠くなっちゃうこともありますよね。
でも、きちんと理解して、必要な支援はちゃんと受け取っていいんです。
がんばりすぎず、頼れるところには頼って、毎日を笑顔で過ごせますように。
応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
[PR]参考
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」(令和6年版)
- 厚生労働省「障害者自立支援法のあらまし」
- 東京都福祉保健局「障害者手帳をお持ちの方への支援制度」
- 全国社会福祉協議会「障害福祉サービス等の手引き」
- 日本相談支援専門員協会「相談支援専門員の役割と実践事例集」






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